那須平成の森:かつての「御用邸」用地で出会う、手つかずの自然
那須平成の森は、栃木県那須高原に広がる豊かな森です。もともとは「那須御用邸」の敷地の一部(約560ha)でしたが、上皇陛下(当時の天皇陛下)の「国民が自然とふれあえる場所に」という想いから、2011年(平成23年)に一般開放されました。
長きにわたり人の出入りが制限されていたため、希少な動植物が生息する「奇跡の森」とも呼ばれる、豊かな生態系がそのまま残されています。
この森の2つの楽しみ方
那須平成の森は、目的や体力に合わせて2つのエリアで楽しむことができます。
- 自由に散策できる「ふれあいの森」
- 特徴: 整備された遊歩道を自分のペースで歩けます。
- こんな人におすすめ: 気軽にハイキングを楽しみたい方、小さなお子様連れの方、車椅子の方(一部バリアフリーコースあり)。
- 見どころ: 那須の景勝地「駒止(こまどめ)の滝」を観瀑台から眺めることができます。
- ガイドと歩く「学びの森」
- 特徴: 自然環境を守るため、ガイドウォーク(要予約・有料)に参加した人だけが入れる特別なエリアです。
- こんな人におすすめ: 深い森の静けさを味わいたい方、プロの解説で自然の仕組みを深く知りたい方。
- 体験: モモンガやクマなどの野生動物の痕跡を探したり、道なき道を歩く冒険気分を味わえます。
おすすめのハイライト
- 駒止(こまどめ)の滝 かつては「幻の滝」と呼ばれていました。エメラルドグリーンの美しい滝壺と、紅葉や新緑のコントラストは圧巻です。
- フィールドセンター 森の拠点施設。クラフト体験や、森の情報を得ることができます。トイレや休憩スペースも完備されています。
- 四季折々の表情
- 春: ミズバショウやカタクリの花々。
- 夏: 避暑地ならではの涼しい木陰と緑。
- 秋: ブナの森が黄金色に染まる紅葉。
- 冬: スノーシューを履いて、雪の森を歩く非日常体験。
那須平成の森は、「皇室ゆかりの歴史」と「ありのままの自然」の両方を感じられる、日本でも数少ない特別な場所です。日常の喧騒を離れ、森の息吹に癒やされる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

