奥日光の最奥に広がる、神秘の湖「湯の湖」
湯の湖(ゆのこ)は、中禅寺湖からさらに奥へ進んだ、奥日光の最深部・標高1,478mに位置する美しい湖です。 三岳の噴火によって湯川がせき止められてできたこの湖は、周囲を深い原生林に囲まれ、どこか神秘的で静謐(せいひつ)な空気が漂っています。
湯の湖の3つの魅力
- 原生林に囲まれた静寂のハイキングコース 湖の周囲は約3km。平坦で歩きやすい遊歩道が整備されており、約1時間ほどで一周できます。ウラジロモミやコメツガなどの針葉樹林が広がり、まるで北欧の森に迷い込んだような景色を楽しめます。水面に映る山々の景色(逆さ富士ならぬ逆さ山)も絶景です。
- 「湯滝」へと落ちる迫力の光景 湖の南端には、奥日光三名瀑の一つである「湯滝(ゆだき)」があります。静かな湖水が突如として岩肌を滑り落ち、豪快な滝へと変わるダイナミックな光景は必見です。
- 温泉成分と豊かな生態系 名前の通り、湖の北側には「日光湯元温泉」があり、温泉成分が含まれた水が流れ込んでいます。そのため冬でも一部が凍結しにくいのが特徴です。また、明治時代から続くマスの釣りの聖地としても知られ、カワマスやヒメマスなど、美しい魚たちが生息しています。
四季折々の表情
- 【新緑(5月〜6月)】 残雪の山々と鮮やかな新緑のコントラストが美しく、高原の爽やかな風を感じられます。
- 【紅葉(9月下旬〜10月中旬)】 カエデやナナカマドが色づき、湖面を赤や黄色に染め上げます。中禅寺湖よりも一足早く見頃を迎えます。
- 【冬(1月〜3月)】 雪に覆われた白銀の世界は圧巻。静けさが極まり、水墨画のような幻想的な景色が広がります。
ひとことメモ 賑やかな中禅寺湖とは異なり、人が少なく落ち着いた時間を過ごせるのが湯の湖の最大の魅力です。散策の後は、すぐそばの日光湯元温泉で、白濁した硫黄泉に浸かり、冷えた体を温めるのが最高の贅沢です。

