日光東照宮:徳川家康公を祀る絢爛豪華な世界遺産
栃木県日光市に鎮座する日光東照宮は、江戸幕府初代将軍・徳川家康公を神としてお祀りする神社です。1999年には「日光の社寺」の一つとしてユネスコの世界文化遺産に登録され、日本国内はもとより、世界中から多くの人々が訪れる日本を代表する名所です。
その最大の魅力は、他に類を見ない豪華絢爛な建築美にあります。自然の地形を巧みに生かした参道を進むと、陽明門をはじめとする国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の社殿群が姿を現します。建物には漆や極彩色の繊細な装飾が施され、柱や壁など至るところに5,000を超えると言われる精巧な彫刻が配されています。これらは、平和への願いや学問のすゝめなど、様々な物語や教えを表現しています。
日光東照宮は、その建築美や芸術性はもちろんのこと、徳川幕府の権威の象徴であり、平和への願いが込められたパワースポットでもあります。