悠久の歴史と四季折々の絶景が織りなす奥日光の至宝。中禅寺湖
栃木県日光国立公園に位置する中禅寺湖は、標高1,269メートルに広がる、日本で最も高所にある湖の一つです(面積4k㎡以上の湖として)。約2万年前に男体山の噴火によって生まれたこの神秘的な湖は、その雄大な自然と豊かな歴史で、訪れる人々を魅了し続けています。
中禅寺湖の魅力は、何と言ってもその四季折々に移ろう美しい景観にあります。春にはヤマザクラやツツジが湖畔を彩り、夏は深い緑と涼やかな風が心地よい避暑地となります。秋にはカエデやウルシ、カツラなどが一斉に色づき、湖面を錦に染め上げる紅葉は圧巻の一言。冬には水墨画のような雪景色が広がり、静寂に包まれた幻想的な世界が広がります。
湖の周辺には、日本三名瀑の一つに数えられる「華厳ノ滝」をはじめ、「竜頭ノ滝」などの名所も点在。さらに少し足を延せば、広大な湿原が広がる「戦場ヶ原」もあり、奥日光の豊かな自然を満喫することができます。
東京方面からは、電車とバスを乗り継いで約2時間半から3時間。日光の市街地からはいろは坂を登った先に、この絶景が待っています。悠久の時が育んだ自然と歴史が調和する中禅寺湖へ、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。