スポット詳細情報
1200年の歴史が湧き出す、白濁の名湯の「はじまり」を訪ねて 奥日光湯元温泉源泉
日光の市街地からいろは坂を越え、さらに奥へ。標高約1,500メートルの高地に位置する奥日光湯元温泉の北端に、ポコポコと音を立てて熱い湯が湧き出す「源泉地」があります。ここは、多くの旅館や、遠く離れた中禅寺温泉までもお湯を供給している、まさにこの地域のエネルギーの源です。
「湯ノ平湿原」に並ぶ、素朴な源泉小屋の風景
温泉街の奥に広がる「湯ノ平(ゆのだいら)湿原」に足を踏み入れると、独特の硫黄の香りが鼻をくすぐります。湿原の中には、温泉成分で白茶けた地面から湯気が立ち上り、そのあちこちに小さな木造の小屋が点在しています。
これらの小屋は「源泉小屋」と呼ばれ、地下から湧き出す熱湯を保護し、各施設へと送り出すための大切な役割を担っています。整備された木道を歩きながら、地球の鼓動を間近に感じられるこの景観は、全国的にも珍しいものです。
透明から乳白色へ、魔法のようなお湯の変化
奥日光湯元温泉といえば「乳白色のお湯」が有名ですが、実は湧き出したばかりの源泉は、驚くほど透明です。
このお湯が空気に触れ、酸化することで、私たちがよく知る美しいエメラルドグリーンや乳白色へと姿を変えていきます。日本で4番目に濃いとされる硫黄成分を含んだお湯は、古くから「薬師の湯」として親しまれてきました。源泉地を訪れると、その「色の変化」が始まる瞬間の、力強い大地のエネルギーを肌で感じることができます。
勝道上人が見つけた「癒しの聖地」を歩く
この源泉を発見したのは、今から約1200年以上前、日光開山の祖である勝道上人と伝えられています。源泉地のすぐ隣には、上人が建立したとされる「温泉寺(おんせんじ)」があり、全国でも珍しい「お寺の中で温泉に浸かる」体験も可能です。
派手なアトラクションはありませんが、歴史の重みを感じる古い社や、静かに湯気を上げる湿原を眺めながら歩く時間は、日々の忙しさを忘れさせてくれる贅沢なひとときになります。散策の後は、近くの無料足湯「あんよの湯」で、源泉から引かれたばかりの熱いお湯に足を浸すのもおすすめです。
アクセスマップ
栃木県Uncategorized湯元2559奥日光湯元温泉源泉
アクセス情報
- 車:日光宇都宮道路「清滝IC」より車で約60分
- 公共機関:JR・東武日光駅より東武バス「湯元温泉」行きで約85分、終点下車徒歩約5分
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