【栃木ドライブ紀行】標高1,800mの天空回廊!「日本ロマンチック街道(金精道路)」完全攻略ガイド

目次

奥日光のさらに奥、栃木県と群馬県の県境をまたぐダイナミックな山岳ルート。それが「日本ロマンチック街道(金精道路:こんせいどうろ)」です。

国道120号の一部であり、その標高は国道として日本でもトップクラスの高さを誇ります。 トンネルを抜けた瞬間に変わる景色、眼下に広がるエメラルドグリーンの湖、そして真夏でも涼しい高原の風。 北米や欧州の風景に似ていることから名付けられた「ロマンチック街道」の名に恥じない、壮大なドラマが待っています。

※本コースは急勾配が続く山岳道路です。法定速度を順守し、対向車やカーブ手前での減速を心がけ、ゆとりを持った安全運転で景色を楽しみましょう。

1. コースDATA & 走りのポイント

このルートのハイライトは、栃木県側から「金精トンネル」へ向かう急勾配の登り坂です。 グングンと高度を上げ、森林限界に近づくにつれて視界が開けていく様は、まさに「天空への階段」。トンネルを抜けた群馬県側(丸沼・片品方面)の雄大な山並みも見事です。

  • 区間:?日光市湯元(奥日光) ? 金精トンネル ? 群馬県片品村
  • 標高:?最高地点(金精トンネル)は約1,840m
  • 通行料:?無料(かつては有料道路)
  • 注意点:?積雪量が多いため、例年12月下旬?4月下旬まで冬季通行止めになります。

 

【走りの特徴:パワーとブレーキ】

  • 長い登坂車線:?登り区間には「登坂車線」が整備されている箇所が多く、遅い車を無理なくパスできます。焦らず自分のペースで走れます。
  • 長い下り坂:?逆に下りはブレーキへの負担が大きくなります。フットブレーキだけでなく、エンジンブレーキ(低速ギア)を積極的に使いましょう。

2.出発前の準備&豆知識

いろは坂を登りきり、中禅寺湖を抜けたさらに奥がスタート地点です。

ガソリンは「いろは坂」の手前で!

これが最も重要です。中禅寺湖・奥日光エリアにもガソリンスタンドはありますが、数が非常に少なく、営業時間が短い(夕方には閉まる)場合や、単価が高い場合があります。 いろは坂を登る前の日光市街地(清滝IC周辺など)で満タンにしておくのが鉄則です。

エネルギー補給:光徳牧場(こうとくぼくじょう)

(場所:ルート手前・戦場ヶ原付近)?金精道路へのアタック前に立ち寄りたいのが、戦場ヶ原の北側にある牧場。 ここの「アイスクリーム」は濃厚で固めの食感が特徴。標高の高い涼しい森の中で食べるアイスは格別です。これから挑む峠道に向けてクールダウン&糖分チャージを。

3.道中のポイント・ドライバーへのアドバイス

絶景続きのルートですが、よそ見は禁物。安全な場所に停めて楽しみましょう。

必停スポット:金精トンネル手前の駐車場

(場所:トンネル直前の栃木県側)?長い登り坂を登りきり、トンネルに入る直前に小さな駐車スペースがあります。 ここからの眺めは「絶景」の一言。 眼下にはエメラルドグリーンに輝く「湯ノ湖」、その奥には「男体山」と「戦場ヶ原」が一望できます。「ここまで登ってきたんだ」という達成感を味わえる最高のフォトスポットです。

気温差に注意

標高1,800mの世界は、下界(市街地)とは気温が10℃以上違うこともザラです。 夏は涼しく最高ですが、春先や秋口は「寒い」レベルです。車を降りて休憩する時のために、一枚羽織るものを持参しましょう。

シカの飛び出し

奥日光エリアは、ニホンジカの生息密度が非常に高い地域です。特に夕暮れ時や早朝は、道路脇や道路上にシカがいることが頻繁にあります。 「いるかもしれない」ではなく「いる」と思って運転してください。

4.合わせて行きたい!周辺観光エリア 4選

金精道路の入口である「奥日光」エリアは、手つかずの大自然の宝庫です。

湯ノ湖(ゆのこ)

【入口エリア】神秘の湖畔ドライブ?金精道路の登り口にある湖。 周囲約3kmの静かな湖で、水深が浅いためエメラルドグリーンに見えるのが特徴です。湖畔には散策路があり、車を停めて少し歩くだけで、硫黄の香りと静寂に包まれます。

日光湯元温泉(ゆもとおんせん)

【入口エリア】濁り湯の聖地?約1200年前に発見されたと言われる名湯。 色は乳白色のエメラルドグリーンで、硫黄の香りが強い「ザ・温泉」です。日帰り入浴できる旅館も多く、ドライブの疲れを癒やすには最高です。源泉地(湯ノ平湿原)では、地面から温泉が湧き出る様子も見学できます。

戦場ヶ原(せんじょうがはら)

【ルート手前】ラムサール条約登録湿地?金精道路へ向かう途中に広がる、約400ヘクタールの広大な湿原。 ドライブスルー的に車窓から眺めるだけでも、その広大さに日本離れした感覚を覚えます。「三本松茶屋」の駐車場に停めれば、展望台から男体山をバックにした湿原のパノラマを楽しめます。

竜頭ノ滝(りゅうずのたき)

【ルート手前】紅葉の名所?中禅寺湖と戦場ヶ原の間にある名瀑。 210mにわたって溶岩の上を滑り落ちる滝です。滝つぼ近くの茶屋からは、滝を眺めながら「お雑煮」や「お団子」を食べることができます。マイナスイオンを浴びながらの休憩にぴったり。

まとめ:栃木の屋根を越えてゆく、涼風のドライブ

「日本ロマンチック街道(金精道路)」は、栃木県の舗装路として最も高い場所を走るルートです。 エンジン音を響かせて坂を登り、トンネルを抜けた時の爽快感は、ドライバーだけの特権。 ぜひ安全運転で、雲の上の涼しさと絶景を体感しに来てください。

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