さくら市エリアの紹介
栃木県の中央部に位置するさくら市は、豊かな緑と自然に囲まれた美しいまちです。関東平野の最北端にあたります。地勢的には、鬼怒川の東に広がる平地、水田地帯、那須野が原台地との間にある数条の丘陵地帯で構成されています。その名の通り、市内には桜の名所が数多く存在し、春になると人々の目を楽しませています。
今も昔も交通の要所でアクセスもしやすい
さくら市には、J R 東北本線の駅が二つあり、都心からのアクセスも良好です。市内には、東北自動車道、国道4 号線、国道293 号線も通っており、交通の利便性も優れています。
さくら市は、古くから宿場町、城下町として栄えてきました。奥州街道、会津街道、原方街道が市内の氏家に集中し、古代における交通の要所でした。そこへ、鬼怒川の水路が江戸まで通じていたことから、阿久津河岸ができ、鬼怒川舟運の起点となりました。この鬼怒川水運が街道筋と結び付いて、氏家宿は大変な賑わいを見せたそうです。また、約800 年前、源平合戦後にお丸山に築城した大蔵ヶ崎城の城下町、喜連川としても発展をしてきました。喜連川は、古くは大化の改新後に設けられた東山道、江戸時代からは奥州街道の宿場町としても栄えました。
農業や工業にも力を入れている街
さくら市は、鬼怒川が生んだ肥沃な台地と豊かな水により、古くから稲作が盛んでした。近年は圃場整備を実施し、首都圏農業を発展させています。米だけでなく、カーネーション、イチゴ、ニラ、オクラなどの施設園芸物が特産です。また、畜産業なども盛んに行われています。
現在は企業誘致にも力を入れ、自動車関連の研究所や酒造、メーカーの工場などが操業する他、創業支援計画も実施しており、さくら市で創業する人に向けて、商工会や金融機関等と連携した各種支援策が用意されています。
文人墨客の歴史や日本三大美肌の湯を訪れてみては
さくら市には1 級河川である鬼怒川と荒川が流れ、初夏には鮎釣りの人々で賑わいます。市を代表する桜は、菖蒲沢公園やお丸山公園などが有名で、お丸山公園は、桜だけでなくツツジやヤマブキソウ、キツネノカミソリ、アジサイなどが咲き誇る県下屈指の花の名所です。
また、佐賀県にある嬉野温泉、島根県にある斐乃上温泉と並んで日本三大美肌の湯に選定されている喜連川温泉も観光客に人気のスポットです。他にも、かつてこの地を訪れた文人墨客の歴史を残す博物館や、野口雨情の詩碑、仏画家・荒井寛方記念館など見所が多数あります。