日光市エリアの紹介
栃木県の北西部に位置する日光市は、県土の約4 分の1 の面積を占める県内最大の市です。古くから山岳宗教の聖地として崇拝されてきましたが、17世紀はじめに徳川家康の霊廟として東照宮が建立されてからは、日光街道などの宿場町や二社一寺の門前町として栄えてきました。
山間部が多く降水量もある日光市には、多数の水力発電所があります。水量の豊富な川と険しい地形の落差を利用して、かつては水車動力を用いた紡績業が盛んでした。それらの施設は、現在、水力発電所として再利用されています。また、水力発電の電力を利用した金属の精錬も盛んで、足尾銅山から産出する銅やアルミニウムが精錬されています。他には、コンクリートブロックの製作なども行われています。平地では、木工・食品加工・農業などが主な産業として挙げられます。
日光市は歴史と自然の調和した美しいまち
日光市は、北部に日光連山などの雄大な自然が広がる、歴史と自然の調和した美しいまちです。市街地は標高200m 程度と平坦でありながら、山間部は標高2 ,000m を超す大変起伏の激しい地形であるため、四季折々の変化に富んだ景観や、様々なレジャー、アクティヴィティを楽しむ多くの観光客が国内外から訪れています。
日光の自然と文化的景観を堪能しよう
日光といえば東照宮が有名ですが、日光山内にある二荒山神社、東照宮、輪王寺の103 棟(国宝9 棟、重要文化財94 棟)の「建造物群」と、これらの建造物群を取り巻く「遺跡(文化的景観)」が、「日光の社寺」として世界遺産に登録されており、国内外の観光客で賑わっています。
また、戦場ヶ原をはじめとする奥日光は、ラムサール条約に登録された湿原であり、希少な動植物を見ることができます。他にも中禅寺湖や華厳の滝、ニッコウキスゲの群落がある霧降高原など、日光には人気の観光スポットがまだまだあります。
日光は歴史ある温泉地が点在します
山間部の多い日光は温泉が豊富です。鬼怒川温泉をはじめ歴史ある温泉地が7ヶ所あり、温泉地ごとにアルカリ単純泉や硫黄泉など異なる泉質を楽しめます。冷涼な気候の日光市は、温泉地と共に人気の別荘地でもあります。