必見!簿記・会計教育のスペシャリストが小山市に簿記教室を開設
ビジネスカレッジ小山
就活生・転職者に一番人気の資格、日商簿記。現役大学教授であり、日商簿記検定試験合格者を多数輩出する飯島 二郎先生が小山に簿記教室を開設しました。先生の合格必至の教育法とは?
宇都宮共和大学シティライフ学部で会計学を教えていらっしゃいます飯島 二郎先生にお話を伺いしました。
飯島先生は、商業高校で簿記・会計の教諭として勤め上げられた後、宇都宮共和大学に客員教授として迎えられ、会計学の講座を開設しています。
また、飯島先生は、大学で教鞭を執られるほか、行政からの依頼にて、市民講座やハローワークの職業訓練講座なども担当されてきました。
現在は、就活生や転職希望の方向けに日商簿記検定試験合格のための簿記教室を開いています。
それと同時に、企業向け研修や勉強会、セミナーの講師として多岐にわたって活躍中です。
それでは、飯島先生、よろしくお願いします。
飯島 二郎先生 研究室にて
あなたの会社の社員は全員、財務諸表を理解していますか?
――飯島先生は、『会計学』の教授でいらっしゃいますよね。そして、塾で『簿記』を教えていらっしゃる。物凄く初歩的な質問で恐縮なんですけど、そもそも『簿記』と『会計』ってどう違うのですか?
飯島先生: 簡単に言ってしまうと『簿記』は『記帳の技術』であり、『会計』は『資産と負債を評価すること』。そういうふうに考えてもらえばいいかな。
――なるほど、そういう意味だったんですね! 働き始めてからそこそこ経ちますが、今日初めて知りました(笑)
それでは、簿記・会計というのは、経理の人だけに関係しているのではなく、ビジネス全般において非常に重要な知識ということになりますね。
飯島先生: そうなんですよ。私は経営者の人たちによくこう言うんです。「あなたの会社の社員は全員、財務諸表を理解していますか?」とね。
――全員! 全員知っておかなきゃ駄目ですか?
飯島先生: 駄目ってわけではないですけど(笑)。会社の財政を良くするものとして、『自分の会社の経営が上手くいっているのかどうか』『自分たちはもっと努力する必要があるのか』『何のために努力するのか』。これをきちんと分かっている社員がどれだけいるのかが大きいですよね。
――ああ、それで『社員全員』なんですね。多ければ多いほど良い。
飯島先生: そういうことです。社員が数字に強くなれば、社員自身の仕事がどれだけ会社に――延いては社会に貢献できているか理解できるようになり、仕事に対するモチベーションがアップします。そうすればそれは会社の利益に反映され、良い循環となっていくでしょう。
――なるほど、モチベーションアップに繋がるんですね。確かに、これは働く人と企業側、双方にとって大事な話になると思います。これからは経理の人に丸投げしないで、本記者も心してバランスシートを見てみることにします。
合格の鍵は『動機付け』
――飯島先生は、宇都宮共和大学に来られる前は、何をしていらっしゃったのですか?
飯島先生: 高校の教諭です。小山高校と宇都宮商業高校が長かったですね。
――ずっと教育者でいらしたんですね。
飯島先生: そうですね。宇都宮共和大学に来て11年経つので、ざっと50年、教師をやってることになりますか。
――50年!半世紀じゃないですか。そんな大ベテラン教師の飯島先生ですが、学生さんたちを教育していくのに、先生が重要視しているポイントは何ですか?
例えば、商業高校の生徒さんだとすると、簿記の検定試験を突破するのに、かなり勉強しないといけないですが、それを合格に導くノウハウみたいものとか。
飯島先生: それはもう『動機付けしてあげること』ですよ。
――動機付け……と言いますと?
飯島先生: 生徒自らが『自分の力で合格した、達成したんだ』という流れに持っていけるよう、自分の力で勉強するように仕向けることです。実を言うと、私も若い頃は自己顕示欲じゃないですけど、『この私の力で生徒たちを合格させてやるんだ』みたいな気負いもあった。それで満足していたようなところも多分あったんだけど、あるときから、そこに疑問を感じるようになって、結局、より成果を上げるには、自分の力より生徒の力を信じることの方が重要なんじゃないかということに気付いたんです。ちょうど30歳前の頃ですね。
――それって、人材育成の場でいうコーチング理論ですよね?
飯島先生: そうなりますかね。実際、生徒たちに無理矢理勉強させて合格させていたときと、生徒自らの力で達成したという流れで教えていたときとでは、生徒たちの充実感が全く違いました。後者のときの生徒たちは、合格すると、笑顔で「先生、ありがとう」と言ってくれましたが、前者のときは何も言われませんでした(笑)
――そこまではっきり差が出るものなんですね。生徒さんたちの達成感、充実感は自信や自己肯定感に繋がり、また、いつも自分で勉強する姿勢を持っていることは、将来仕事をする上で重要な資質となりそうです。
社会人のスキルアップに必要なのは集中力
――先生は、簿記教室や企業研修など社会人向けの講座もお持ちですが、学生と社会人対象とでは、何か変わってきたりしますか?
飯島先生: 社会人の方は、『資格を取りたい』など、一般的に言って目標は明確なことが多いですよね。なので、『動機付け』はできているものとして、重要なのは『集中力』。集中力が上がれば、ミスが少なくなり、計算力が上がり、計算スピードもアップします。集中力を上げる訓練方法については、今日は時間がないので省きますけど、私の教室か授業に出れば分かります(笑) まあ、高校生にも同じことを教えてるんですけどね。私の教室では、簿記検定の模擬試験を本番より30分短い時間で行っていますが、皆、それでも(編集注:解答を終えても)時間が余ってますよ。正答率も90%以上です。
――それは凄いですね! うーん、今日、集中力アップの方法をお訊きできないのが残念です(笑)
飯島先生: 結局、ビジネススキルというのは、『仕事の速さ』『正確さ』『独創力』なんです。独創力というのはまあ人それぞれなんで、一概には言えないですけど、集中力が高まるにつれ、仕事のスピードは確実に上がりますよね。そして、注意深くなるので、必然的にミスをしなくなっていく。社会人のスキルアップには、どうしたって集中力を上げることが必要になるんです。そこに加えて、初めの方でお話ししたように、財務諸表が読めて、会社の経営状態を良くするのに自分がどうすればいいか判断できるような人は、まさに会社が求めるような人材ではないでしょうか。私は一貫して、私の授業を受けた人がそういう人材になれるようなコーチングをしているわけです。
社会人のスキルアップに必要なのは集中力。
簿記・会計の講義を通して、働く人のスキルアップと企業が求める人材の育成、双方のニーズを両立させた飯島先生のコーチング理論は、非常に具体的であり、興味深いものでした。
飯島先生、本日は貴重なお話をありがとうございました。
TOCHiGiFan編集部
ライター:akari
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