【栃木ドライブ紀行】産業遺産と渓谷美!信号知らずの快走路「わたらせ渓谷街道(国道122号)」完全攻略ガイド

目次

栃木県日光市と群馬県みどり市・桐生市を結ぶ国道122号。渡良瀬川(わたらせがわ)の渓谷沿いを走るこの道は、通称「わたらせ渓谷街道」と呼ばれています。

かつて足尾銅山で採掘された銅を運んだ「銅(あかがね)街道」としての歴史を持ち、沿道には今も昭和レトロな建物や産業遺産が点在しています。 最大の特徴は、信号機が非常に少ないこと。 川のせせらぎとローカル線の線路を横目に、自分のペースで走り続けられる、ツーリング・ドライブに最適な快走路です。

※本コースは流れが速くなりがちな快走路です。速度超過に十分注意し、カーブ手前ではしっかり減速するなど、ゆとりを持った安全運転でクルージングを楽しみましょう。

1.コースDATA & 走りのポイント

日光市街地(清滝エリア)から日足(にっそく)トンネルを抜け、足尾エリアを通って群馬県境へ抜けるルートです。 適度なカーブと長いストレートがバランス良く配置されており、走りやすさは県内トップクラスです。

  • 区間:?日光市(清滝・足尾) ? 群馬県みどり市(草木ダム方面)
  • 全長:?約30km(足尾エリアを中心とした区間)
  • 通行料:?無料

 

走りの特徴:ノンストップ・クルージング

  • 信号ストレス・ゼロ:?足尾の市街地を除けば、信号機に止められることは滅多にありません。エンジンの回転数を一定に保って走る心地よさは格別です。
  • 日足(にっそく)トンネル:?日光と足尾を隔てる長いトンネル。ここを抜けると景色が一変し、「山あいの鉱山町」という独特の雰囲気に包まれます。

2.出発前の準備&豆知識

山間部を長く走るルートならではの準備が必要です。

ガソリンスタンドの「空白地帯」に注意

日光市街地(清滝)と、群馬県側の大間々(おおまま)エリアの間は、ガソリンスタンドが非常に少ないです。 足尾エリアにもスタンドはありますが、日曜定休だったり、夕方早めに閉まったりすることがあります。必ず日光市街地か群馬側の平地で満タンにしてから突入しましょう。

エネルギー補給:さんしょう(山椒)グルメ

足尾や日光エリアは「山椒」が特産品です。 道の駅などで売っている「山椒の佃煮」や、ピリリと辛い「山椒ソフトクリーム」などは、眠気覚ましにもぴったり。大人の刺激を楽しんでみてください。

3.道中のポイント・ドライバーへのアドバイス

気持ちよく走れる道だからこそ、注意すべき点があります。

速度取締りに注意!

信号が少なく道幅も広いため、ついついスピードが出すぎてしまうドライバーが多い路線です。 そのため、警察による速度取締り(ネズミ捕りや白バイ巡回)が頻繁に行われています。「メーターを見る」癖をつけ、制限速度を守って優雅に走りましょう。

「わたらせ渓谷鐵道」との並走

この道路は、人気のローカル線「わたらせ渓谷鐵道」と何度も交差・並走します。 運が良ければ、レトロなディーゼルカーやトロッコ列車と並んで走れることも。列車を見かけたら、安全な範囲で手を振ってみるのも旅の思い出になります。

冬季の凍結

標高が高く、日陰も多いため、冬場(12月?3月)は路面凍結が多発します。特に橋の上やトンネルの出入り口は要注意。スタッドレスタイヤが必須です。

4.合わせて行きたい!周辺観光エリア 4選

ただ通り過ぎるにはもったいない、歴史とロマンを感じるスポットたちです。

足尾銅山観光(あしおどうざんかんこう)

【足尾エリア】日本の近代化を支えた現場?かつて「日本一の鉱都」と呼ばれた足尾銅山の坑道を見学できる施設。 トロッコ列車に乗って薄暗い坑道に入っていく体験は、まさにアドベンチャー。当時の採掘の様子がリアルな人形で見事に再現されており、社会科見学気分で楽しめます。

わたらせ渓谷鐵道「足尾駅」・「通洞駅」

【足尾エリア】昭和レトロな木造駅舎?国道沿いにある駅舎は、どれもタイムスリップしたかのような佇まい。 特に「足尾駅」や「通洞(つうどう)駅」は、古き良き木造建築がそのまま残っており、愛車と一緒に写真を撮りたくなるノスタルジックな雰囲気が漂います。

草木(くさき)ダム・草木湖

【県境エリア(群馬側)】ライダーの聖地?足尾から少し群馬側に入った場所にある巨大なダム湖。 湖畔の「草木ドライブイン」や「道の駅 富弘美術館」は、多くのバイクやスポーツカーが集まる休憩スポットです。湖にかかる赤い橋と、深い緑の湖面のコントラストは必見です。

古河掛水倶楽部(ふるかわかけみずくらぶ)

【足尾エリア】和洋折衷の迎賓館?古河鉱業(現・古河機械金属)が、役員や貴賓客をもてなすために建てた迎賓館。 大正初期のモダンな建築様式が残されており、まるでドラマのセットのような美しさです。併設のカフェでコーヒーを飲みながら、鉱山華やかなりし頃に思いを馳せてみては。

まとめ:歴史の風を感じる、ノンストップ・クルージング。

「わたらせ渓谷街道」は、派手な絶景スポットこそ少ないものの、走れば走るほど味わいが出る、スルメのような名道です。 窓を開けて、渓谷の空気と、どこか懐かしい昭和の匂いを感じながら、心の洗濯に出かけてみませんか?

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