【栃木ドライブ紀行】渓谷美と温泉へ誘う癒やしの道。「塩原バレーライン」完全攻略ガイド

目次

東北自動車道・西那須野塩原ICを降りてすぐ、塩原温泉郷へと続くメインルート。それが国道400号、通称「塩原バレーライン」です。

その名の通り、箒川(ほうきがわ)という美しい清流が刻んだ「渓谷(バレー)」に沿って走るこの道は、栃木県内でも屈指の景勝ルート。 春の新緑、秋の紅葉と、四季折々の景色がフロントガラス越しに飛び込んできます。 道幅も広く整備されており、ハードな峠道は苦手という方でも安心して「走る楽しさ」と「絶景」を味わえる、懐の深いドライビングコースです。

※本コースは観光バスや一般車両も多い幹線道路です。法定速度を順守し、脇見運転に注意して、ゆとりを持った安全運転でクルージングを楽しみましょう。

1.コースDATA & 走りのポイント

このルートの魅力は、「川との並走感」です。 近年、トンネル(がまたトンネル等)が開通してアクセスが向上しましたが、トンネルを抜けた瞬間に現れる渓谷美や、川沿いの緩やかなカーブを流す気持ちよさは格別です。

  • 区間:?那須塩原市(西那須野塩原IC) ? 塩原温泉郷
  • 全長:?約15km
  • 通行料:?無料

 

走りの特徴:リラックス・クルージング

  • 快適な路面:?主要国道のため、舗装状態は非常に良く、道幅も広いです。ストレスなく走れます。
  • 緩やかなカーブ:?急激なヘアピンカーブはほとんどありません。川の流れに合わせるように緩やかに曲がっていくため、助手席の人も酔いにくく、会話を楽しみながらドライブできます。

2.出発前の準備&豆知識

高速道路を降りてすぐ旅が始まります。IC周辺で準備を整えましょう。

給油と買い物はIC周辺で

西那須野塩原IC周辺には、ガソリンスタンドやコンビニ、スーパーが充実しています。温泉街に入るとお店が限られるため、必要なものはここで揃えておくと安心です。

エネルギー補給:千本松牧場(せんぼんまつぼくじょう)

(場所:ICを降りて2分)?ドライブのスタート地点として最適なのがここ。 東京ドーム178個分という広大な敷地を持つ牧場です。「本州一おいしい」とも噂される「千本松ミルク」や、そのミルクをたっぷり使ったソフトクリームは必食。濃厚なのに後味スッキリな甘さが、これからのドライブ気分を高めてくれます。

3.道中のポイント・ドライバーへのアドバイス

景色が良いからこそ、運転にはメリハリが必要です。

紅葉シーズンの渋滞

塩原バレーラインは紅葉の名所中の名所です。10月下旬?11月上旬の土日は、ICから温泉街まで数珠つなぎの渋滞になることがあります。 この時期は「午前9時前」に現地入りするか、あえて時間をずらすなどの工夫が必要です。

七ツ岩(ななついわ)吊橋の景色

(場所:ルート後半・温泉街手前)?道路沿いに駐車場(足湯施設あり)がある立ち寄りスポット。 ここから見る箒川の景色は絶景です。奇岩が点在し、エメラルドグリーンの水面が輝いています。運転の休憩に、吊り橋を歩いて川風を感じてみてください。

トンネル出口の速度超過に注意

新しく整備されたトンネル区間は非常に走りやすく、ついつい速度が出すぎてしまいがちです。トンネル出口付近はカーブや合流がある場合もあるので、速度計をこまめにチェックしましょう。

4.合わせて行きたい!周辺観光エリア 4選

渓谷沿いには、車を停めて楽しめるスポットが点在しています。

もみじ谷大吊橋(もみじだにおおつりばし)

【ルート沿い】恋人の聖地?塩原ダム湖にかかる、全長320mの巨大な吊り橋。 ワイヤーで支える橋としては本州最大級です。橋の上からは360度の大パノラマが広がり、特に紅葉の時期は山全体が燃えるような赤に染まります。「恋人の聖地」にも認定されており、デートドライブには欠かせないスポットです。

道の駅 湯の香しおばら(アグリパル塩原)

【ルート沿い】地元の味覚が集結?関谷交差点近くにある道の駅。 地元の新鮮野菜が安く手に入る直売所や、農村レストランがあります。ここの名物「しおばら大根」を使った料理は絶品。トイレ休憩だけでなく、お土産探しにも最適です。

塩原温泉のご当地グルメ「とて焼」&「スープ入り焼きそば」

【ゴール地点】塩原独自の食文化?温泉街に着いたら食べたいのがこの2つ。

  • とて焼:?カステラのような生地でクリームやフルーツ、時にはコロッケなどを巻いた、食べ歩きスイーツ。
  • スープ入り焼きそば:?ソース焼きそばを醤油スープに入れた、衝撃のハイブリッド麺。見た目はラーメン、味は焼きそばという不思議な体験は、旅の話のネタに最適です。

回顧(みかえり)の吊橋

【ルート沿い】あまりの美しさに振り返る?「景色が美しすぎて、去るのが惜しくて振り返ってしまう」ことから名付けられた吊り橋。 国道から少し歩きますが、そこから見る「回顧の滝(みかえりのたき)」と渓谷のコントラストは、ドライバーの疲れを癒やす特効薬です。

まとめ:清流と並走し、温泉郷へ至る癒やしの道。

「塩原バレーライン」は、攻める走りではなく、「流す走り」が似合う道です。 好きな音楽をかけ、窓を開けて川のせせらぎを聞きながら、ゆったりとハンドルを握る。そんな贅沢な大人のドライブ時間が、ここにあります。

この特集をシェアする