【勝道上人の軌跡を辿る旅3】天狗が棲む山!?日光へのプロローグ、神秘の「鹿沼」を行く

目次

日光を開いた男、勝道上人の足跡を辿る旅。 第1回「真岡編」で生誕の地に触れ、第2回「下野編」ではエリート僧侶としての学びの場を訪れました。

最先端の知識を身につけた青年・勝道。彼の胸には、故郷から見えたあの険しい山々、神々が棲む「日光」への情熱が燃え盛っていました。

いよいよ今回から「日光編」に突入!…とその前に。 なぜ勝道上人は、いきなり日光を目指さなかったのか?その答えは「鹿沼エリア」にありました。厳しい修行と神秘的な伝説が息づく、日光開山へのプロローグを辿ります。

なぜ鹿沼経由?日光への「修行ルート」

日光の山々は、古来より人々が恐れる「神の領域」。そう簡単に足を踏み入れることはできません。勝道上人はまず、日光の南西に位置する鹿沼の山々で、心身を鍛える厳しい修行に挑みました。

その拠点こそが、鹿沼市草久にある「深山巴の宿(みやまうずまのしゅく)」。 現在は「深山神社」として静かに鎮座していますが、ここが日光開山を目指すためのベースキャンプでした。勝道上人はここから険しい山を越え、日光の霊峰を遥拝(ようはい=遠くから拝むこと)したと伝えられています。

地図を見ると、鹿沼から日光へ抜ける道は、確かに山深く険しい道のり。ここでの修行が、後の偉業にいかに重要だったかが伺えます。

天狗は実在した?修験道の聖地「古峯原」

鹿沼の山修行といえば、この場所を外すわけにはいきません。 古峯神社(ふるみねじんじゃ)です。

「天狗の宿」として知られ、全国から多くの参拝者が訪れるこの神社。勝道上人もこの霊験あらたかな古峯原(こぶがはら)の地で、日光開山への祈りを捧げ、厳しい修行に励んだと言われています

【面白ネタ】勝道上人は天狗に会ったのか?

古峯神社の境内は、荘厳でどこか神秘的な空気で満ちています。一説には、天狗とは、山で超人的な修行を積んだ「修験者(しゅげんじゃ)」の姿が神格化されたものとも言われます。 勝道上人もまた、山を熟知した偉大な修験者。もしかすると、この地で厳しい自然(=天狗)と対峙し、それを乗り越える力を得たのかもしれませんね。

【寄り道グルメ&観光】修行の後は、鹿沼の「うまいもん」!

神秘的な歴史に触れた後は、鹿沼ならではのグルメと文化でリフレッシュしましょう。

鹿沼に来たらコレ!「ニラそば」

鹿沼市は全国有数のニラの産地。シャキシャキのニラと風味豊かな蕎麦の組み合わせは、まさに絶品!市内の多くのお蕎麦屋さんで味わえます。修行(ドライブ)で疲れた体に染み渡ります。

ほっと一息。「古民家カフェ」でランチ

鹿沼市街地には、古い建物をリノベーションした素敵なカフェが点在しています。歴史散策の合間に、ノスタルジックな空間で美味しいランチやスイーツをいただくのも乙なもの。

職人技に触れる「鹿沼組子」

鹿沼は古くから木工業が盛んな町。特に「鹿沼組子」と呼ばれる繊細な木工技術は、まさに芸術品です。まちの駅「新・鹿沼宿」などで、その美しさに触れたり、体験キットを購入したりできますよ。

究極の清流「大芦川(おおあしがわ)」

山修行の厳しさを体感した後は、美しい自然に癒されましょう。大芦川の透明度は息をのむ美しさ。夏場は川遊びにも最高です。

おわりに

鹿沼の山々での厳しい修行を経て、ついに霊峰・日光への準備を整えた勝道上人。 しかし、彼の前には「神の激流」という、最大の難関が立ちはだかります。

【次のトピックス】

いよいよ次回、物語はクライマックスへ!

次回、【奇跡の瞬間・日光山内編】へ続く!?どうぞお楽しみに

この記事をシェアする

+ ログインして投稿する