世界遺産 日光山 輪王寺。徳川家ゆかりの聖地を巡る
栃木県日光市に佇む輪王寺(りんのうじ)は、日光東照宮、日光二荒山神社とともに「日光の社寺」として世界文化遺産に登録されている、日光を代表する寺院です。その歴史は古く、奈良時代末期に勝道上人(しょうどうしょうにん)によって開かれ、平安時代には天台宗の重要な拠点として、そして江戸時代には徳川幕府の厚い帰依を受けて隆盛を極めました。
「輪王寺」とは一つの独立したお堂の名称ではなく、本堂である「三仏堂」や徳川三代将軍・家光公の廟所(びょうしょ)である「大猷院(たいゆういん)」、そして多くの支院の総称です。広大な境内には、国宝や重要文化財が点在し、訪れる人々を歴史の深淵へと誘います。
日光の豊かな自然と、1200年を超える歴史、そして壮麗な建築美が融合した日光山輪王寺。日光を訪れた際には、ぜひゆっくりと時間をかけてその魅力を堪能してください。